涼を求めてって言ってもオープンで走ってるから、全然暑いのだけど。
最近、体が渓流とか滝を求めている。こういう時は、そう一関だよね。
最初に向かったのは...え、ここ陸前高田じゃん。結構内陸なのに。
この大滝小滝は陸前高田~一関間の343号線から少しそれたところにある。
小さいがすぐ側に駐車場もあるので、アクセスも容易だ。
紛うことなき清流。
さらに上流へ上っていくと矢作地区という雰囲気のある山里に出る。
ここには清水の湧口(しずのわっくつ)という湧き水がある。
透明度が高すぎて水があるように見えない。
続いて、今度こそ、一関の里前の大淸水。
こちらも先の清水の湧口も、岩手の名水二十選。
水面を彩る梅花藻が素敵だ。
続いて本番の猊鼻渓、舟下り。
いったい何年ぶりに乗るのか思い出せないくらいの久しぶり。
50mの超える岸壁に囲まれた砂鉄川を90分かけてゆったり往復する。
見よ、このスケール感。さすが日本三大渓の1つ。
北海道は修学旅行が北東北という学校が多い。
猊鼻渓はそのスポットの一角を担っている。派手さはないが、こういう舟下りは北海道では経験できないはず。
なお、舟下りは途中で散策時間がある。
奥に行くと主人公の大猊鼻岩。これには小さい穴が空いていて、そこに運玉を投げ込んで入ると願いが叶うという。
鯉が打ち上げられているように見えるが、水が綺麗すぎるだけ。
帰路では船頭さんが「げいび追分」という歌を歌ってくれる。
のんびりと舟に揺られながら聞く、民謡。日本に生まれて良かったと思う瞬間だ。
げいび追分はなんと北海道の江差町に伝わる、江差追分が元になっているらしい。
何度も訪れたことのある街なので、その景色を思い出しながら聞いていた。