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アストロトレーサーで撮る夏の星夜

最近、ソファとの癒着が取り沙汰されている重い腰を上げて、久しぶりに天の川撮影に行ってきた。

 

今回はどうしても試したいことがあった。

それがこれ。アストロトレーサーだ。

 

アストロトレーサーはGPS情報を元にセンサーを少しずつ動かして星を追尾する、簡易赤道儀みたいな機能のこと。

K-1Ⅱなら内蔵、K-3ⅢやKPはこのように外付けのGPSユニットを装着して使用する。

 

試すと言ってもアストロトレーサー自体は数年前まで星景撮影には必ずと言っていいほど使用していた。

長秒シャッターの恩恵で確かにノイズの少ない写真が撮れるのだが、このように周辺部が流れてしまう。

そのため、K-1Ⅱと15-30mm F2.8を購入したあたりから使用しなくなってしまった。

 

しかし、最近になってこの周辺部の流れはシャッターを長く切りすぎによるものと判明したのだ。調子が悪いのをラケットのせいにしていた高校生の頃から何も成長していない。

 

かくして支笏湖でアストロトレーサーと仲直りを試みた。

PENTAX K-3 Mark III HD PENTAX-DA 11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/2.8 SS60 ISO1600

地上景がゴミなのは無視していただきたい。

 

星空の方は1分の露出にしたら、何の問題もない。SS25秒とほぼ同じだ。

記者会見を開いてアストロトレーサーに謝罪したい。

K-3Ⅲの高感度耐性も相まって1枚で完成している。

 

PENTAX K-3 Mark III HD PENTAX-DA 11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/2.8 SS25 ISO1600

こちらは昨年、同じく支笏湖で撮ったもの。

Starry Landscape Stackerというコンポジットソフトを利用している。

20枚程度のスタック写真を撮影して、合成することでノイズ除去しているのだが、正直、星景部のノイズ感はアストロトレーサーを利用したのと同程度な気がする。

 

撮影時間を考えるとアストロトレーサーを利用した方がずっと楽で、取り回しが効く。

地上景をどうにかすれば、今後、星景はアストロトレーサーが良さそうだ。

こと星景撮影に関しては本当にYDKなPENTAX

こうなると最近、発売された新型のアストロトレーサーが気になってくる。

 

www.ricoh-imaging.co.jp

 

札幌に戻ってきて以来、下火になっていた星景欲が復活しそう。