1週間かけてお送りした、みちのく写真紀行も今回で最終回。
地元と盛岡で撮ったスナップ雑集。とくとご覧ください。
帰省初日の盛岡駅到着後。駅裏に伸びる通りにいい感じで光が入っていた。
誰か来ないかと粘ったけど、迎えに来てくれた父から早く来いとお叱りの電話をいただいたので退散。
実家には犬猫が1匹ずついる。
柴犬のレンはこの通り、シュッとしていて凛々しいのだが、散歩中に妹犬を発見すると大興奮して手がつけられない、残念犬。ちなみに妹犬はドン引きしていた。
猫のシマは極端に人見知りで見かけることすら困難。
姉夫婦の猫はサービス精神旺盛だ。撮ってくれと言わんばかりに自分の周りをうろちょろしてくれる。
帰省中、夕暮れのレンの散歩を担当した。
田んぼと畑しかない農道をボーッと散歩していると空の広さがやけに目についた。
ひぐらしのなく音をのんびり聞いていたいのだが、そうは近所の人が許さない。
「あら〜帰ってきたの〜〜」
実家には農機具を突っ込んでおくデカい小屋がある。
祖父の代から、いるものいらないものを詰め込んだ小屋は父と自分の悩みの種だが、GRⅢのモノクロが似合うので、そのままにしておきたい気もする。
地元には同じような小屋があちらこちらにある。そのどれもがウチと同じようにむせるほど濃い家族の記憶が詰まっているんじゃないだろうか。
札幌に戻る日の盛岡駅。大きな積乱雲が出来ていた。
北海道では積乱雲を見ることが少ない気がする。なので帰省時の密かな楽しみでもあった。
この日は有名なさんさ踊りの日。実はまだ見たことがない。
南部美人の一糸乱れぬ踊りの写真はさぞ映えよう。ちくしょう、もう1日休みを取っておけばよかった。