先日実施したLマウント大型増強。本日はその第3弾。
紹介するのは、こちら。Sigma 65mm F2 DG DN Contemporaryだ。
Lマウント増強にあたって、135mm F1.8は当確していたが、これだけでは汎用性に欠けるなぁと思っていたため、中望遠で+1が欲しかった。
しかし、定番の85mmはPENTAXでDFA★85mm F1.4があったため、気が進まない。
(結局 SIRUIの85mmを購入したわけだが)
そんな時に見つけたのが65mm F2 DG DN。なんやその意味分からん焦点距離、と最初はエセ関西弁感想を抱いていたのだが、映画撮影によく使われる焦点距離と目にして手のひらクルッ。
だって、通っぽくてカッコイイじゃん。
S5ⅡXに装着してみた。黒黒していて激渋。
このレンズの驚くべきは、その狂気じみたビルドクオリティ。
髪の毛1本通さないと言われても不思議ではない精巧さだ。
金属筐体で精巧な作りと言えば、そう Limitedレンズ。
しかし、作りの精密さで言えば、正直、65mm F2 DG DNに軍配があがる。
ただ、わたしは顔が地味なくせに派手好きなのでデザイン的にはLimitedの方が好みかな。
もちろん、そこは個々人によって違うだろう。
絞り環等の文字は手触りこそプリントっぽいが、刻印だという記述もあった。よく分からん。
そこはハッキリ刻印とわかるLimitedレンズの方がいいもの感あるかも。
65mm F2 DG DNの恐ろしいのはフードまで金属なこと。
このレンズは「I」と銘打った質感の高い特別なシリーズの一員だが、大きい製品カテゴリーではコストパフォーマンスに優れた、Contemporaryに分類される。
性能に全振りしたArtとはまた別物とは言え、Contemporaryに配しない方が良かったのでは?と思わなくもない。
先の金属フードは結構たっぱがあるので、カメラに装着すると、それなりのサイズになる。
フードはカチッとした気持ちのいい手応えがあって、そこも高級感につながっている。
ちなみ重量はフード込みで405gと意外とそうでもない。
サイズもコンパクトで好ましい。
さらにさらにレンズ前面は磁石になっており、マグネット式の金属製レンズキャップが付属する。
もしかして、マグネット式の純正フィルターがあったり!?と思ったがなかった。なんだよ。
あと贅沢を言えばキャップ前面にSIGMAの刻印が入っていたら、もっと良かった。
なお、フード装着時は脱着がしにくいので普通のキャップも付いてくる親切パッケージ。
続いては実写から、画角の違いを見てみよう。
まずは定番の85mm。うんうんいい感じ。
そして65mm。比べるとだいぶ広い。
中望遠というよりも標準にイメージは近いかもしれない。
一定距離からの撮影で被写体をたてながらも背景の情報がしっかり入ってくる感じ、たしかに映画的なのかもしれない。
写りがどうたらと言えるほど、まだ使ってはいないが、クセはなく、シャープでキリッとした印象。
なお、AFはスペシャルではない気がする。
もちろん普段利用するには十分速く、正確だけど、よく動く被写体だと少しだけ苦戦してる印象。まぁファーストインプレッションだから、変わる可能性は大いにある。
こちらの中望遠〜望遠を3本買って何してるんだ、という話だが、それについてはまた後日。
なお、Lマウント増強は次回が最終回。