三脚だストラップだののカメラアクセサリーもここ数年で自分に合った・満足できるものを揃えることができた。
ただ1点、カメラバッグを除いては。
だが、そんな日々もついに終わりを迎える。
ついに念願叶って、「あの」カメラバッグを手に入れたのだ。
マインドシフトギア バックライト 26Lである。ひかよろう!
購入経緯
これまで使用していた、Enduranceのカメラバッグ。
普通の荷物を入れるフリーの気室とカメラ機材の気室とで2気室に分かれているのが特徴だが、それゆえカメラ機材の収納力がちょっと足りない。
そもそも旅行ならともかく、普段の撮影ドライブにフリーの気室なんて使うことがない。
K-3Ⅲ購入で機材が倍々になったこともあり、どう考えてもより大容量のカメラバッグが必要だった。
しかし、そこで障害になったのがサイドアクセス。使い勝手が自分に全然合っていないため、サイドアクセスのカメラバッグを除外すると選択肢がべらぼうに減ってしまう。
何か良いものはないかと思っていた時に出会ったのが、背面アクセスのバックライトだった。
しかし、こいつがずっと欠品状態で全く手に入らない。
そんな状況が1年以上続いた9月某日、急に某ネットショップに在庫が出現。行くっきゃないよね。
Very Good
大容量かつ使いやすいカメラ気室
わたしが購入したのは26Lとバックライトでは中間グレードの容量。
して、その収納力だが、これを見てくれよ。
・K-1Ⅱ
・K-3Ⅲ
・HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8ED SDM WR
・HD PENTAX-D FA★70-200mm F2.8 ED DC WR
・HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE
・smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited
・smc PENTAX-FA 31mm F1.8 Limited
・smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited
・HD PENTAX-D FA 21mm F2.4 ED Limited DC WR
・フィルターたくさん
がメインの気室に入っている。小さいレンズならまだ入りそうだ。
これまでと桁違いの収納力。これならズームレンズも単焦点もほとんど我慢せずに持ち運びが可能。
特に70-200mm F2.8を別持ちしなくても良くなったのが大きい。これだけで動きやすさが格段に向上している。
メインカメラを1台に絞れている人やAPS-C・マイクロフォーサーズ、レンズの小さいミラーレス機を運用している人なんかは空きスペースが出来てしまうほどじゃないだろうか。
また仕切り板は頑丈でヨレることもなく、蓋を締めた時の密閉性がいいのか、レンズを抑えるバンドみたいなのがなくても、飛び出たりしない。
しかもDFA15-30mm F2.8みたいな巨大なレンズを縦に入れることもできる。
頭はこんなに出るのだが、なぜか普通に閉められる。でも小さいレンズが飛び出たりはしない。このカメラバッグ、ドラえもんが作ったのか?
他にも色々たくさん入る。
メイン気室以外の収納性も結構高いのがバックライトのメリット。
2番目に大きな気室にはPCとタブレットの専用ポケット。
PCは例によって15.6型くらいまでなので広々。写真のタブレットは9.7型のiPadなので、こちらは10型くらいまでかな。
マチも結構あるので、ちょっとした着替えやアウターなら収納可能。
PCとタブレットを省けば、夏場1泊程度の荷物は入るだろう。
バッグの1番表面にはなんでも入るポケット。
結構深さがあるので、わたしはここにメンテグッズとフラッシュ、グローブを突っ込んでいる。まだ全然余裕。
背面アクセスの蓋にも薄いけど大きなポケットが付いている。
上の方はレンズキャップやバッテリーを入れるのに便利。下はまだ利用法を思い浮かんでない。
サイドの三脚ポケットは深さ・マチともに申し分ない。
足1本出さないと入らないカメラバッグも多いが、石突ゴムが取れるから嫌いなんだよね。
また、背面アクセスなので同じ深さのポケットが反対側にも付いている。
長時間行動する時とか水筒を入れる場所に困っていたけど、バックライトではその問題も解決。
テストで入れていたものを全部出すとこう。
すでに大満足なのだが、入れ方や入れる場所を工夫すればもっと入りそう。
ジッパーが滑らか
滑らか〜〜〜に開く。これだけでも相当ポイント高い。
背負心地よし
登山用ザックほどではないが、背負心地がとてもいい。
まず、この立派な腰ベルトのおかげで「腰で背負う」が出来ているおかげだろう。
収納できるカメラ機材が大幅に増えたのに背負うと前よりも軽く感じるほどだ。
あと腹が出ているように見えるのはジャケットが上に持ち上がっているからだからだ。
決っして太っているからではない。決して。
また、気室が1つになったことで機材の位置が分散し、重量配分がバラけたのも大きいんだろう。
Enduranceの時は下部にカメラ機材を収納していたので余計に重かった。
背面アクセスは最高!
バックライトにとって1番重要なポイントである、背面アクセス。
これがもう半端なく使いやすい。
※生活感溢れていますが、こちらは撮影部屋です。わたしの部屋はもっとハチャメチャにオシャレなんだから!
先述したように腰ベルトがしっかりしているので、このように負荷をかけても不安を感じることはない。ジッパー部も滑らかで、仕切り板も剛性が高いため、各機材をスムーズに取り出せる。
各機材へのアクセス性がとっても向上。
レンズ交換時もバッグが台になるので安定して行える。
蓋についた紐を首にかければ蓋が邪魔になることもない。
撮影中も色んなレンズを使いたいって人にはうってつけのアクセス方式じゃないだろうか
Good
かっこいい
モスグリーンとチャコールの配色は登山用ザックを思わせるものがあり、アウトドアギアとしてはなかなかカッコいい。
もうちょっと縦長のシルエットだったら、もっと好み。
Not Good
ショルダーストラップのスタビライザーがない
バックライト26のちょっっっっとだけ残念なポイントがショルダーストラップにスタビライザーがないことだ。
これこれ。バッグを身体に押し付けるための調整ベルトのこと。
これがあると背中に吸い付くようになり、背負心地がより向上する。
なくても十分、背負心地はいいのだが、スタビライザーがあったら、パーフェクトだった。
左右対称じゃないメイン気室
ここからは、いまいちというか注意点。
まず26Lのメイン気室は左右対称ではない。
このように写真の上の収納部に対し、下側は幅が狭い。
そのため、大きいレンズは写真の上と中央にしか入らいないので要注意。
ワンサイズ上の36Lは左右対称っぽいので、より大容量を求める方はそちらをどうぞ。
背面アクセス時、バッグ下部のレンズ等が取り出しにくい
これはバックライトというより、背面アクセス式カメラバッグの宿命だと思うが、下部に収納したレンズ等が取り出しにくい。
ジッパーを全開にしても下の方はレンズ収納部にどうしても干渉してしまう。
そのため、レンズを取り出す時にちょっと引っ掛かるのだ。
下の方は小さいレンズを入れるなど、スムーズに利用するためには工夫が必要かも。
まとめ
バックライトが来るまではEnduranceとショルダーのカメラバッグ、150-450mmと70-200mm別持ち、なんてこともたまにあった。
それが今ではバックライトと150-450mmで事足りるのだ。しかもアクセス性は抜群で背負心地もよい。こいつはきっと生涯使える相棒になるだろう。
長らく、どっぷり浸かっていたカメラバッグ沼とはついにお別れ。
わたしはもう2度とこの沼には戻らない。
たぶん。