今回はカメラ・レンズ以外では初となる周辺機材レビュー。第一回はレンズ沼よりも深淵と言われるカメラバッグだ。
カメラバッグはいくつか持っているが、特に使用機会の多いのがこちら。
Endurance カメラバッグだ。
Studio9という界隈では有名な写真系ブログを運営している中原 一雄さんが監修しているカメラバッグの初代モデル。
登場時から大好評のようで、6年前に購入した時はラインナップが1種類だったのに今や5~6種類あってブランドとして完全に定着している。
購入経緯
Enduranceを購入しようと思った1番の理由は帰省だ。
初めての一眼であるK-S2購入後、わりとすぐにお盆の帰省時期が到来。もちろんカメラとレンズを持って帰りたいが、お土産等で荷物が増えるので、機材と着替えは1つのバッグに収納したい。
そういう用途で散々調べた結果、1番良さそうなのが当時発売して間もないEnduranceだった。
Very Good
抜群の収納力を誇る2気室
Enduranceは本体の下側が機材を入れるスペース、上部が仕切りのない何でも収納できるスペースに分かれた2気室構造。
この機材スペースと上部の何でも収納できるスペースの収納力が非常に高い。
機材はこのように一眼レフ×2台と複数のレンズが収納可能。
このセットには換算17〜450mmをカバーする各ズームレンズと、21mm、43mm、77mmのLimitedレンズが入っている。
150-450mmや70-200mm F2.8などの大物レンズはさすがに別持ちになるが、それでも十二分な収納力だ。
上部にはこのように2~3泊程度の着替えが収納可能。ロールトップなので、これに加えて洗面用具なども収納可能だ。
普段の撮影では70-200mm F2.8や雨具などを入れて使用している。
まとめると2気室でこれくらい入る。
Enduranceと同等サイズのカメラバッグには全面がカメラ機材収納になっている製品もあるが、そこまでは今のところ必要とはしていない。
外部ポケットも高い収納力
Enduranceは2気室以外にも小さいポケットや背面収納が充実。
上部は大小のポケットがあり、手入れ用品やバッテリーを収納
カメラ収納部表面の薄いポケットはボディキャップやレンズのリアキャップを入れておくのに最適。サイドポケット表面の方には星景撮影用のライトやUSBカードリーダーなどを収納している。
背面はガバっと大きく開き、13~15.6型ノートPCとタブレットが収納可能。
これも旅行や帰省時にとても役立った。
Good
良好な背負い心地
ショルダーベルトが結構厚く、チェスト・腰ベルトも備わっているので、背負い心地は結構良い。特に腰ベルトはついていないカメラリュックもあるので、大きな利点。
個人的には背中へのフィット具合がちょっと微妙だが、1~2時間くらいなら背負いっぱなしでもそれほど疲れない。
Not Good
かっこいい...か?
HPや他のレビューではカメラバッグっぽくない!とか普通のリュックとしてもオシャレ!と言われているが、わたしとしては普通にカメラバッグっぽいなと思う...笑
Bad
使いにくいサイドアクセス
Enduranceの売りの1つでもある、サイドアクセスだが、ハッキリ言って使いにくい。
問題はジッパー。写真のように大体いつも、たわんでいて片手ではとても開けにくい。
また、これはEnduranceに限った話ではないがサイドからカメラを取り出すタイプだとこのように開いてもアクセスできるのは手前の機材のみで奥の方は取り出せない。
機材全体にアクセスしようとすると結果的には一度降ろさなければならず、かなり面倒。
ジッパーが開けにくいこともあって、Enduranceを背負い、歩き回るような撮影シーンはレンズ交換自体あまりしなくなってしまう。
ジッパーの引手がすぐ取れる
使い方だろと言われたら元も子もないが、ジッパーの引手すぐ取れる。
買ってすぐ取れたし、なんだかな。
まとめ
まとめると、
・撮影旅行で機材や衣類等をあまり我慢せず且つ荷物はまとめたい
・移動は車でバッグは収納基地のように使う。
と言った「運搬」目的には非常に効果的で
・フィールドやスナップ撮影のため背負ってしばらく撮り歩く。
・撮影中にちょこちょこレンズを交換したい。色んなレンズを使いたい。
→と言った「撮影」が主体だと使いにくい気がする。
個人的にはこの両方を満たすようなカメラリュックが欲しいんだけど、なかなか...
なお、Enduranceには機能向上版のEndurance HGがある。
見た目こそEndurance無印と同じような感じだが、機材の収納力が向上し、サイドアクセスの形式も大きく変更。もしかしたら、わたしが感じていたEnduranceへの不満点も改善しているかもしれない。