週末、岩手はお天気イマイチなので、おうちでゆっくり。
5月は農作業に撮影に暴れまわったので、のんびりできて幸せ。
その代わり、ネタがないので今日もまったりレビュー回。
今回はPEN-Fに合わせて購入したレンズのうち、まだ語っていなかった、こちら。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0だ。
購入経緯
PEN-Fの購入を検討し始めた時、角型フードを付けた格好の動画をYouTubeで発見。
雷に打たれたように一目惚れ。PEN-F買うなら、このレンズは絶対買うと心に誓っていた。
焦点距離はGRⅢに近いため、必要性は低かったし、得意な焦点距離というわけでもない。
単にかっこいいから買った。それに尽きる。
Very Good
かっこいい筐体とPEN-Fとの完璧な相性
M.ZUIKO 20mm F2はPEN-Fが発売された当時、キットレンズにも採用されており、その相性は折り紙付き。
ひんやりとした金属外装なのが一番のポイントでPEN-Fの質感と完全にマッチしている。
これで酒が飲める組み合わせ。
直感的なMF/AF切り替えが可能
レンズ中央のピントリング、これを上下に動かすことでMF/AFが簡単に切り替えられる。
上がMF状態、下がAF状態。
PEN-FってAF/MFの切り替えがFnボタン設定してもやりにくいから、とてもありがたい。
しかもカチッとした手応えがあるので、「やってる感」も大きく、使っていて楽しい。
ピントリングの滑りもスムーズで良い感じだ。
専用角型フードがとても渋い
このレンズ、別売の専用フードが角型。
ミーハーがパンツ履いてるような男であるわたしにはこれが「らいかみたいでかっこいい(鼻水)」と映る。
もちろん、フードも剛性の高い金属製。
なお、フードは逆さ付けも可。これができない角型フードもたまにあるから、ありがたい。
もちろんコンパクト
M4/3単焦点レンズらしいコンパクト設計も強み。
焦点距離、明るさだけ見ると似たようなレンズであるDFA 21mm F2.4 Limitedと比較したら、こう。
角型フードが結構たっぱあるのにこの体格差。経は言うまでもない。
DFA21mm F2.4 Limitedも相当小さい方なのだが、さすがM4/3。
フルサイズ用レンズと比較するのはずるいと分かっている。分かっているけど毎回これに感動するから、その感動を伝えたいんだ。
最短撮影距離0.2m
M4/3用レンズ全般に言えることだが、このレンズもかなり寄れる。
最短撮影距離は0.2m。F2の明るさも相まって広角レンズ&M4/3なのに背景をかなりボカすことも可能。
Good
安定した描写性能
描写力は強烈、とまでは言わないが抜けや解像感、周辺部も良好で単焦点らしさを感じられる。
収差もよく抑えられており、歪曲はままあるが補正可能な範囲。逆光耐性も頑張っているらしく、たしかに広角レンズなのにゴーストやフレアが目立つ写真はなかった。優等生。
広々写る、換算24mm
換算24mmはハッキリと広角感を感じられる焦点距離でダイナミックな画を得やすいように思う。
この焦点距離の単焦点がうちには少ないし、加えてお散歩スナップに適したサイズ感となると唯一無二なので、なかなか重宝している。
Not Good
ちょっと高い
新品で4.5万円ほど。PENTAXに慣れていると相場感がバカになるので何とも言えないが、個人的にはちょっと高い気がする。ちょっとね、ちょっと。
ただ、別売の金属フードが7,500円くらいなので、これを加えると5.3万。こうなるとちょっと解せん。
まとめ
お値段はちとあれだけど、総じては満足。
やはり見た目イケメンは強い。このレンズをPEN-Fに装着して歩いているだけで幸せな気持ちになれるのだから、安いもんだ。
惜しむらくは画角や最短撮影距離のキャラクターがGRⅢに似ていること。
GRⅢは常に携帯しているため、GRⅢとPEN-F+中望遠みたいな運用をしがち。
でも、八戸の時のようにあと4mmの広角が欲しいことは多いので、PEN-Fを持ち出す機会と相乗して利用シーンも増えていくはずだ。