今回は影のヒーロー、縁の下の力持ち、我が家のメイン三脚「Leofoto LS-323C」のレビュー回。
4年半も前に買っておきながら、ずっと放置していてごめんな。
購入経緯
わたしのはじめての三脚はAmazonの安物謎ブランド三脚だった。
比較的軽量なK-S2とレンズなら、それで特に問題はなかったのだがK-1Ⅱのフルサイズシステムとなると話は別。
ダメ元でK-1Ⅱ+DFA150-450を載せたら、案の定、前に倒れそうに。
これは駄目ですね、ということで頑強な三脚を買うことにした。
Very Good
衝撃のコストパフォーマンス
LS-323Cを選んだ最大のポイントは圧倒的なコストパフォーマンスだ。
パイプ径が太く、伸長も十分あるような大型の三脚というのは結構高価で4~5万円くらいが相場。
しかし、LS-323Cをわたしは税込32,000円くらいで購入した。現在の実勢売価もそんなもんだ。
しかもしかも、LS-323Cはカーボン。カーボン三脚なのだよ。
この三脚を発見した時、価格表記が間違っているのかと思ったほど。
チラッと調べた限りだと、同じくらいのサイズのカーボン三脚より2万円近く安価でアルミ三脚並か下手するとそれ以下の価格だ。
高い安定性と堅牢な作り
そんなに安かったら、品質が落ちるのでは?と思うかもしれないが、チッチッチッ。
Leofotoのカーボンはなんと10層巻きで、原料も信頼の東レ。
軽くて丈夫なイメージのあるカーボンも実際の品質はピンキリで安物だとペラッペラだったりする。その点、Leofotoの三脚は手にした瞬間に剛性を感じられて非常に信頼できる。
またLS-323Cはパイプ径が32/28/25mmの三段となっており、一番細いところでも十分なパイプ径。
脚部はナットロック式でロックに必要な回転数がわずかなのも使いやすくていい。
パイプもスコスコ伸縮できて作りの良さがよくわかる。
全高は1,520mm。雲台も合わせると1600mm近くなるので高さ的には十分だろう。
この状態でK-1Ⅱ+DFA150-450のような重いシステムを載っけてもビクともしない。
ミラーレスではレンズもカメラも軽量化しているので、世のほとんどのカメラマンはLS-323Cで事足りるじゃないだろうか。
これ以上の質感と強度を求めるなら、もうそれはGITZOさんに行くしかない。
ちなみにご覧の通り、LS-323Cはセンターポールがない。
それが安価な理由でもあるのだが、後付パーツとして付属はしてくる。
と言っても必要と感じるシーンは今まで経験したことはないのだが。
軽い
カーボン三脚一番のメリットは何と言っても軽さ。
LS-323Cは1.52kgと同等のアルミ三脚と比較して1kg近くも軽い。これにはもちろん先に触れたセンターポールレス仕様なのも効いている。
星景撮影なんかは駐車場所から、ちょっと歩いたりもするので、この軽さは本当に助かる。
Good
かっこいい
カーボン三脚ってのは問答無用にかっこいい。
あと青いメーカーロゴのシールも気に入っている。
更なるかっこよさを求めるのなら、もうそれはGITZOさんに行くしかない。
最低高95mm
パイプの付け根のストッパー位置で脚角度を調整することができる。
最低高は95mmなので、かなり低いポジションにカメラをセット可能。
水辺でスローシャッター&ローポジションというのはよくやるので、結構重宝している。
ただ縮めた状態でも脚が60cm近くあるので、設置環境はかなり選ぶんだけど。
Not Good
機構がシンプルすぎるかも
安価かつセンターポールレスなので、高級な三脚あるあるの便利機構みたいなものはない。
例えば、マンフロットの055カーボンなんかはセンターポールをこうやって前に繰り出すことができるのだが、これは正直かなり羨ましい。
まとめ
トラベル三脚を購入したことやK-3Ⅲの手ぶれ補正が強力なこともあって、LS-323Cの出番は購入当初より減少傾向ではある。
それでも星景撮影や重量レンズの装着シーンなど、この三脚が代えの効かない大切な相棒であることに変わりはない。
LeofotoのLS-323Cはそんな長く、信頼して使える優秀なギアだ。