自分が初めて手にしたカメラは実はPENTAXではない。
今から20年近くも前のこと。
父が新しい一眼を購入したのを機にこのCanon T50をおさがりにもらった。
そして、このカメラをもらったことが、わたしの人生の転機に
ならなかった。フィルム1本分、写真を撮ったら満足して、以後はインテリアとして活躍している。
ただ、そのフィルム1本分で何を撮ったかは覚えている。
たしか夏の部活帰りだったはずだ。昼過ぎのギラギラした日光を浴びながら、いつもの家路で気になったものにカメラを向けた。
さすがに写真自体は残っていないが、記憶が確かなら、案外こういうものを撮っていたと思う。
現像した後、写真を見た姉が「なにこれ??」と言っていたことを覚えている。
でも楽しかった。楽しかったから、ただの帰り道でフィルム1本分は写真を撮ったんだろう。
まぁその楽しさはPS2とFF10に勝ることはなく、T50は机の置物になったのだけど、一眼カメラで写真を撮るという体験のイメージはたしかに残った。
そしてそのイメージの残滓が今日日の自分に繋がってい...ないか笑