今月通してお送りしたLマウント大増強祭りも今回で最後。
紹介するのは、こちらの超大物。
Sigma 150-600mm F5-6.3 DG DN Sportsだ。
このレンズ、とにかくデカくて、とにかく重い。
最大径109.4×長さ263.6mm、重量は2.1kg。2.1kgです。S5ⅡXと合わせると3kg近い重量になる。
言うまでもなく、我が家で最大のレンズとなる。
このレンズの前ではこれまで最大のレンズであった、DFA150-450も赤子の...あれ?
あれ??
いやいや、フードを付けるとさすがにさ、さすがにね。
と思いきや、もはやお前のほうがデカいんかい。
焦点距離が150mmも違うのに。しかも重さもほとんど一緒だった。
これがミラーレス用レンズのメリットか。
試しにレフ機用の前モデル 150-600mm DG HSM Sportsの大きさを調べてみたら、700gほども軽量化しているようだ。
ただ、フィルター径はさすがにでかい。DFA150-450mmが86mmであったのに対し、150-600mm DG DN Sportsは95mmもある。95mm!!
ちなみにこういうクソデカバッグも付属する。
質感はしっかりしているが、ボディを付けると入らないし、取手のところは長さが中途半端で肩にかけても微妙だしで、なんか不便。
このレンズ、ボタン類も充実しており、AFLボタン3ヶ所。レンズロックもON/OFFだけでなく、繰り出しのタイトさも調整できる。
Tがガチっとタイトで微調整向け、Sがスムーズ。
カメラ側にはAF/MF、フォーカスリミッター、手ブレ補正。
手ブレ補正のOSはワイド端で6.5段、テレ端で5.5段。凄い。なお、Lマウント機のS5Ⅱでもボディとの協調補正とかはない。
ちょっと見えにくいが、一番下のカスタムボタンは手ブレ補正使用時のファインダーの見え方を変更するスイッチだ。
C1がビタッと止まるタイプ、C2はナチュラルな感じだ。手持ちで動態を追うなら、C1でいいかと思う。
使ってみた。
レンズの手ブレ補正が強力だとフォーカシングが物凄い楽。
ただ、実はDFA150-450mmをK-3Ⅲに装着した方が焦点距離は長いし、F値も少し明るいので勝手の違いは感じる。
AFはさすがのSportsラインでめちゃくちゃ速い。
うちのレンズで最速かもわからない。S5ⅡXのAFが被写体認識:動物で鳥も追ってくれるので、大変助かる。
このレンズ、欲しいと思ったのはこういった野生動物や飛行機の写真・動画を現代的なAFで撮れたら、楽だろうなと思ったから。
実際、もうすでに"安い買い物だった"を感じている。