今日の仕事帰り、ふと思うところがあって高清水の展望台に寄ってみた。
予想通り、雨上がりの雲が遠野盆地にほどよく光と影のコントラストを生んでいた。
新緑と空の青、それらを反射する田んぼの水鏡が初夏を感じさせる。
あの田んぼ郡の中にたぶんウチの田んぼもある。
今年は少雪の影響で地下水が不足し、水の管理に苦慮したが何とか明日からの田植えに漕ぎつけた。
令和でも稲作は自然とのやり取りなのだと強く感じる。あの水田の数は農家さんの気概と一緒だ。
「大昔、遠野盆地は湖だった」という説があるが、これはまだ学術的には証明されていないらしい。
ただ、昔はもっと広かったであろう水田地帯を高清水から見下ろしたら、本当に湖に見えたかもしれない。
その光景を持ってして、遠野は湖だと言い伝えたとしたら、それはそれで美しいロマンだと思いません?