PEN-Fと一緒に購入したレンズのうち、中望遠を担っているのが、
このM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8だ。
画角では中望遠が一番好きということもあって、m4/3レンズの中でも1番使用機会が多い。
さすればm4/3レンズの初回レビューもこれかなと。
購入経緯は単にPEN-Fと組み合わせるキットとして購入しただけなので省くとし、さっそく利用してみての印象を喋っていこう。
Good
小型・軽量
径5.6cm、長さ4.6cm、重量116g。
そこらのハムスターより小さい。さすがm4/3のレンズ。
と思いきや、同じ中望遠、同じ開放F値のFA77mm F1.8と比較すると、ちょっと小さいかな程度。ZUIKO 45mm F1.8の方が換算で13mm長いは長いんだけどm4/3だしな...。
ちなみに重さはFA77mmの方が倍以上重いが、PENTAXの撒き餌レンズである、smc DA50mm F1.8と比較すると6gしか差がない。
つまり、小さいし、軽いのは間違いないけど、相対的に見るとまぁこんなもんかという感じ。
そもそも中望遠レンズの小型軽量化というのはここらが頭打ちなのかもしれない。
単焦点らしいシャープな描写
単焦点らしい、クリアでシャープな絵を得ることができる。
ただし、後述する価格のことを考えるともうちょっとだけインパクトが欲しい気もする。
贅沢かなぁ。PENTAX使っているとここらの感覚が分からない。
ちなみにキレだけなら七工匠の25mm F1.8の方がいい気がする。
見た目を結構頑張っている
レンズの外装はプラスチックなのだが、そうと見えないようなデザインになっている。
PEN-Fとの組み合わせでも、そこまでチープ感がない。
むしろ、バランスが良くてかなり似合っている。
PENTAXの撒き餌レンズは「プラスチックですが何か!?」くらいプラの押し出しが強かったが、OLYMPUS(OM)はデザイン頑張っていて印象がいい。
しかもマウント部は金属。えらいぞ、すごいぞ。
速くて静かなAF
お値段考えるとじーこじーこいいそうな気もするが、意外や意外にシュッシュッと軽やかにピントが合う。静粛性も十分。PENTAXのDCモーター駆動みたいな感じ。
ボケは得にくいがきれい
PEN-Fを購入する際、安くていいから明るい中望遠は絶対欲しいと思って購入した、このレンズ。ちょっと甘かった。
F1.8はフルサイズのF3.5相当。そのため、ザワザワした背景ではボケが中途半端でやや酷いことになる。
これはこのレンズというより、自分の認識が良くなかった。
F4相当ありゃ大丈夫だろうと何となく思ってました、はい。
それでもF3.5相当なので、しっかり寄って背景もスッキリしていればいい絵を得られる。
最短撮影距離も短いので、寄れる環境なら十分カバーできる。ボケの形も悪くない。
多彩なボケ表現を欲するなら、フルサイズ。
機動性を重視し、ボケ表現は工夫でカバーならm4/3。
どっちも持っていればまるっとごりっと解決よ。
Not Good
高い?
見た目頑張ったせいなのか、新品価格が2.5万〜3万ほどと撒き餌レンズにしては高いような。
フードもついてないしね。
先ほども例に上げた、PENTAXのsmc DA50mm F1.8は公式ストアでも1.3万ほど。
いや、これが激安なのか??ほんと、相場が分からん。
まとめ
個人的にはこのレンズ、自分の満足度に対してちょっと割高感がある。
優等生で使いやすいのだが、2万ちょっとの価値があるかというと...。
値崩れ著しいPENTAXユーザーの基準だから、合っていないかもしれない。しれないけど、とにかくわたしには割高に思えるんだ!
これなら思い切ってPROレンズやパナライカ、Voigtlanderにした方が「高かったけど、お値段以上だな」という体験を得られたかもしれない。
でもそうするとそうしたでPEN-Fに対してデカッ!ってなっちゃうのよな。うーーーん。