K-3Ⅲ購入時、一緒に買う標準ズームには最後まで悩まされた。
描写性の評判も良く、便利な16-85mmにするかクールな20-40mm Limitedにするか。
最後は登山時の利便性も考慮して16-85mmを選んだが、結局こうなった。
HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRお迎えです。
KP導入に合わせてどうしても我慢できなくなったのだ。
今年のはじめにお迎えして作例が撮りたまったので、本日お披露目兼レビュー回。
Very Good
かっこいい
酒が飲めるレンズ。万能標準ズームの16-85mmがあるのでほぼ見た目買い。
この見た目番長レンズ、あまりのかっこよさからKPや
K-3Ⅲの公式サイトでの装着レンズになっている。PENTAX公認最強見た目番長。
K-3Ⅲ装着の場合。シルバーのレンズをブラックのボディに装着する組み合わせは個人的にはあまり好きではない。逆は大好き。
触り心地
レンズの感想で触り心地を言い出す人間は相当やばいが、事実なのでしょうがない。
コーティングかけた車みたいな質感というか、MacBookみたいというか、とにかくそういう、しっとりした触感。
しかもズームリング、ピントリングのトルクが心地よい重さ。
今日は疲れたなぁという日もこのレンズをサワサワしていると妙に落ち着く。レンズとしても使えるリラックスグッズなんて凄い。
防滴仕様
見た目だけのレンズかと思いきや、現代風に防滴仕様。Limitedレンズでは20-40mm LimitedとDFA 21mm Limitedだけ。
KP+20-40mmのセットはGRⅢを使えない雨のスナップとかも想定していたので、これは大きなポイント。
Good
線が細く、素直な描写
APS-C機用のLimitedレンズ「DA Limitedシリーズ」では初めて購入した20-40mm。
違うシリーズとは言え、FA Limitedとは写りの性質が全然違ったのは少しビックリ。
FA Limitedが艶やかで官能的な写りであるのに対し、20-40mmは素直で柔らかな印象。
設定したカラーイメージに対して余計な加飾をしないとも言える。
じゃあ普通のズームレンズと同じじゃん?と思うかもしれませんが、
それよりかは明らかに線が細く、きめ細やか。
スターレンズともFA Limitedとも異なるキャラクターの立ち方だ。
Not Good
ズーム域が狭い
見ての通り、ズーム域が20-40mmしかない。フルサイズ換算では約30-60mmなので広角にも望遠にもちょっとずつ足りないのは否めない。
特に望遠側はF4なこともあり、もうちょっと欲しいなと感じることも時たま。
まとめ
16-85mmがあるからズーム域の狭さに対して割り切れる、というのは間違いなくある。これ1本に標準ズームを任せるのは用途によってはキツイかもしれない。
ただし、見た目が全ての問題を洗い流してくれる。
KPと組み合わせると街の景色にスッと馴染むのでスナップにとても使いやすい。
おまけ(?)に柔らかく安定した描写。これだけあれば世は並べて事も無し。