K-3Ⅲ購入に合わせて刷新したAPSのレンズ郡。
そのうち、必殺を担う単焦点枠としてお迎えしたのが
こちら、smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM。
作例も少々ですが溜まってきたので、早速レビュー回。
Very Good
フルサイズでも使用できる
DA★55mmはAPSではもちろんのこと、フルサイズでも一応は使用可能。
K-3Ⅲにつければ大好きな約85mm、
K-1Ⅱで標準域の星景撮影もできる。
ただし、フルサイズでは遠景撮影時などに周辺減光が強くでる。
だいたい開放~F2.8くらいまでは出てF4まで絞れば解消される感じだ。
上の写真のように星景撮影では目立ってしまうが、日中の風景撮影なら絞って使うだろうし、それほど問題にはならないはず。
安い
APSでもフルサイズでも使える50mmくらいのF1.4となるとDA★55mm F1.4の他に2018年発売のDFA★50mm F1.4がある。
こちらも同じく金環を戴くスターレンズ。そして現代的な光学設計。
その性能を考慮すると非常にお値打ち品ですが、それでも中古で9万円くらい。かたやDA★55mmF1.4は3.5万くらいで購入。
20年所得が上がっていない貧しい日本の味方。
小型・軽量
上記のDFA★50mmF1.4は大三元の標準レンズくらいの大きさで、しかも910gという横綱さん。
かたやDA★55mmF1.4は
前回のエントリーで小さいと言っていた55-300mmよりさらに小さい。重さも375g。料理男子が買っていくとりむね肉と同じくらいの重さ。
F1.4でAPSでもフルサイズでも使えるレンズがこのサイズ感とはありがたい限りだ。
優れた描写
古い・安いと言っても天下に轟くスターレンズ。
その描写性能は折り紙付き。抜けが良く、線が細い、これぞ高級レンズという感じの写りを楽しめる。
もちろんスターレンズよろしく、ボケの柔らかさ、美しさも申し分ない。
Bad
純正フードの形が嫌い。
うーん、ださい。
しかも逆さに被せると
こういう風に太くなってカメラバッグに入れた時、幅をとる。
右に写っている55-300mm plmのフードも使えるので、フードは買い替えた方がいいかもしれない。
AFが遅い
遅いとは聞いてたけど、本当に遅い。混んでる喫茶店のドリアくらい遅い。
てくてく歩いている猫や子どもさえ追うのは至難の技。
中望遠でちょこまか動くものを撮る機会なんて、わたしの場合はそんなにないからいいが、それにしたって、静物撮るにもテンポが悪くなるレベル。
まとめ
AFの遅さは純粋にイラッとするが、繊細な写りと抜群のコスパの前では小事かな。
ちなみに今回、Very GoodにもGoodにも「かっこいい」を持ってこなかったが、これはまさにフードのダサさのせい。
フードを外した姿は大好きだ。前玉の大きさといい、全体のフォルムといい、K-3Ⅲにとても似合っている。
フードだけが忌々しい。