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フルサイズ版KPはPENTAXの未来を変えるかもしれない。

まず初めに断っておくが、本エントリーは根拠になるような情報も開発の噂もない、徹頭徹尾わたしの妄想だ。

オタクが風呂に入りながら、頭に思い浮かべた「ぼくのかんがえためっちゃいいさくせん」と思って聞いて欲しい。

 

その大作戦が「フルサイズ版のKPを出したら、PENTAX大復活のキッカケになるんじゃないか作戦」だ。

結構な前フリをしておきながら、結局はPENTAXユーザーの多くが想像している”あったらいいな”なんだけど、まぁわたしの意見も聞いてくれよ。

 

 

 

フルサイズ版KPを推す理由

クラシックなデザインのカメラが流行っているから

フルサイズ版KPを推す理由の1つ目はクラシックな見た目のカメラが流行っているからだ。

実にミーハー&安直だけど、結果が伴っているのなら結構じゃないか。

 

クラシックなデザインのカメラと言えば、富士フイルム

実際、先日発表された富士フイルムのX100Ⅵは記録的な予約数を叩き出している。

昨年発売されたX-T5なども中国を中心に爆発的に売れているようで日本では全然手に入らない。

富士フイルム機の性能がソニーキヤノンニコンの3強に勝っているなんてことはないのだからデザインが強力な武器になっていることは間違いないだろう。

 

このフィルム時代を想起させるクラシックデザインのカメラはここ数年で変わり種から完全に1つのジャンルとして定着した感がある。

 

一眼レフとクラシックデザインの親和性

次の理由はもう少し建設的。

それが、一眼レフとクラシックデザインの相性だ。

 

現在、クラシックデザインのカメラと言うと中心は富士フイルムニコン、OMあたり。

いずれもミラーレス機で一眼レフは当然ない。

つまり、デジタル一眼レフ×クラシックデザインカメラはライバルが一切いない、完全なブルーオーシャン

 

それだけ需要がないのでは?と思われるかもしれないが、それはどうだろう。

 

現行機にデジタル一眼レフ×クラシックデザインカメラという製品はないが、過去を遡るとニコンにDfという名機があった。

 

kiokucamera.com

その魅力についてはカメラオタク御用達の記憶カメラさんがいっぱい語ってくれている。

Dfはニコンユーザーからの声とは裏腹に発売時のセールは伸び悩んだようだけど、現在は名機として評判だ。

 

クラシカルな外観にはクラシカルな撮影体験がフィットする、そういう考え方は今の方がウケるんじゃないだろうか。

もう死語かもしれないが要はミラーレス機以上に「エモい」んじゃないか、ってこと。

KPのフルサイズ版が出たら、その特異性からYouTubeSNSで結構話題になる気がする。

 

クラシックデザイン×フルサイズの不足

クラシックデザインのカメラでフルサイズ機は現行機だとニコンのZfのみ。

(M型ライカは神々の戯れなのでカウントしません)

しかもZf以前を遡ってもほとんどない。それこそDfくらいなもの。

APS-Cマイクロフォーサーズと比較すると圧倒的にフルサイズ機は選択肢が不足している。

 

だから、余計いいかなって。

Limitedレンズの存在

次にLimitedレンズの存在。

ニコンのZfやZfc、富士フイルムのX-Tシリーズなどカメラはクラシカルでかっこいいが純正レンズはわりと現代的な見た目。

 

かたやPENTAXなら泣く子も黙るLimitedレンズがある。

 

K-1の登場でFA Limitedを本来の画角で使用できるようになった。

次のステージにLimitedのために誂えたようなカメラを作るのもPENTAXらしくない?

 

オールドレンズとの相性

ミラーレス機はレフ機と異なり、フランジバックが極めて短いため、マウントアダプタを使用することで様々なメーカーの新旧レンズが使用可能だ。

 

それと比するとフランジバックの長いレフ機は不利。しかし、Kマウントの場合も同様だろうか。

そう思う理由がSuper Takumarの存在。(写真のレンズは違うけど)

オールドレンズブームの火付け役とも言えるSuper Takumarは何を隠そう、PENTAXのレンズ。

 

そしてそのマウントはM42スクリューマウント。M42スクリューマウントのフランジバックはそうKマウントとほぼ同じ。つまり、マウントアダプタを介しても見た目の変化がないのだ。

 

ミラーレス機はオールドレンズ遊びには適しているが、現代ツールの見た目をしたマウントアダプタが必ず間に入るため、見た目的にはKマウント+M42レンズには敵わない。

 

しかもユニバーサルマウントのM42スクリューマウントはPENTAX以外にも様々なメーカーのレンズがある。今のKマウントとは比較にならないほど選択肢は豊富。

実はKマウント、見た目とオールドレンズ遊びの両方をバランス良く楽しめるマウントなのだ。

 

ricohimagingstore.com

 

フルサイズ版KPにこの純正M42→Kマウントアダプタを付属させて売れば訴求力抜群。

 

PENTAXってロゴ

軍艦部のPENTAXってロゴがなんかクラシカル。

 

フルサイズ版KPへの願望

造り込みをもうちょっと頑張って

KPが別に安っぽいというわけではないが、ミドル機ということもあって利便性とデザインの間を取るような見た目になっている。

KPはこれでいいが、フルサイズ版はもっとデザインに振っていい。

 

ダイヤルもオール金属の方がかっこいいし、グリップの質感ももうちょい頑張ってほしい。

操作部やUIもPENTAXは若干ごちゃついているのでもう少しシンプルにするか整然とした並びにしてほしい。

 

要はこれのレフ機をお願いしますってこと。

 

そうすると価格が凄いことになりそうだけど...。

 

撮影体験に関わる部分もグレードアップを

主にファインダーとシャッター。

繰り返しになるがKPはミドルグレードなのであれで良かった。

ただし、フルサイズ版は1ランク上のカテゴリになるのでファインダーとシャッターはK-3Ⅲと同基準にしてほしい。

 

そこらを拘ることで「クラシックな見た目とクラシックな撮影体験」というレフ機であることの魅力がよりパワーアップするはず。

 

モノクロのカスタムイメージを増やして

クラシックなカメラと言えばモノクロ。

しかし、PENTAXのモノクロは細々と弄れはするものの1種類。ついでに言うとイジっても個人的にはあまり好きな画が出てこない。

 

なのでGRやK-3ⅢMonochromeからモノクロイメージを引っ張ってきて増やして欲しい。

 

まとめ

以上、わたしの完全な妄想でした。

現実的に考えるとフルサイズ版KPが登場する可能性はわたしが来週の金曜にロト7を当てるよりも低いだろう。

 

そもそもフルサイズ本丸のK-1Ⅲだって先行き不透明なのだ。フルサイズ版KPを開発して遊んでいる暇はない。

 

第一、わたしが考えるようなことは当然、リコーイメージングの開発サイドだって考えているわけで、その上で出ないのだから、相応の理由があるんだろう。

 

だが、もしも、もしもフィルムカメラプロジェクトがすっっっっごくうまくいって、一眼レフのフィルムカメラを出すってなって、なんかもう勢いでデザインの方向を共有したデジタル機も出すってなって、なって...。

 

ないか。

 

 

KPを大切に使おう。