うちのカメラシステムに関して今年ずっと頭に引っかかっていることがある。
それが70-200mm重てぇ問題だ。
事のきっかけは盛岡さんさ踊り。
このイベントで多用したのがK-1Ⅱ+DFA★70-200mm F2.8だった。
写真自体は良かったのだが、わたしの手首ちゃんは良くなかったようで、数日、湿布のお世話になる羽目に。
次から次へと参加団体が来るパレードゆえ、構えている時間も長かったんだと思う。
かくして来年のさんさに向け、70-200mmの焦点域&明るい&軽いレンズが欲しくなったってわけ。
- ①smc PENTAX-DA★50-135mmF2.8ED SDM
- ②HD PENTAX-D FA 70-210mm F4ED SDM WR
- ③LUMIX G X VARIO 35-100mm F2.8 Ⅱ POWER O.I.S
- まとめ
①smc PENTAX-DA★50-135mmF2.8ED SDM
順当なのはsmc DA★50-135mm F2.8にK-3Ⅲを組み合わせる案かな。
重量はDFA★70-200mm F2.8が2030gに対し、685g。全然次元が違う。
カメラ屋さんで実際に触ったこともあるが、APS-Cの換算ナナニッパはこんなに軽いのかと感動した。
これなら長時間構えていても問題はないはず。
絞り値はフルサイズのF4相当になるが、それくらいでちょうどいいし、SSも稼げてむしろ好都合。
ただ、問題は購入のタイミング。発売から相当な年数が経過しており、おそらく近年のうちにHDコーティング+駆動系刷新でリニューアルすると思う。(その日までPENTAXが無事なら)
それまで待つか、いつになるか分からないので、旧製品でもいいから買っちゃうかが迷いどころ。高くないとは言え、中古で5万くらいはするからね。
②HD PENTAX-D FA 70-210mm F4ED SDM WR
2つ目の案はDFA70-210mm F4。
タムロンのOEM製品だが、描写性能はピカイチならしい。そんなレンズをPENTAXに供給してくれて本当にありがたいよね。
重量はDFA★70-200mm F2.8が2030gに対し、859g。
フルサイズ用レンズのため、さすがに50-135mmよりは重いが、手首ちゃんへのオーバーワークは十分に軽減されるだろう。
開放がF2.8→F4になるので、SSが稼げなくなるけどまぁ大丈夫だろう。
問題は70-210mmの焦点距離で使うにはK-1Ⅱとの組み合わせないといけないこと。
あたり前田のクラッカーなんだけど、そうするとおそらくこのレンズ、さんさの時くらいしか使わない。
K-1Ⅱ自体、長時間のフィールド撮影等にはあまり使っていないので、普段は重量をあまり意識していないからだ。
そのため、50-135mmと異なり、普段の撮影であまり活用できるイメージが持てない。
③LUMIX G X VARIO 35-100mm F2.8 Ⅱ POWER O.I.S
PEN-Fを迎えたので、Kマウントに拘らず、m4/3マウントからレンズを選ぶという手もある。
LUMIXの35-100mm F2.8なんかとっても良さげ。
重量はなんと357g。レンズフード抜きの重さだが加えても380gじゃないだろうか?
PEN-Fの重量が427gなので合わせても800gほど。DFA70−210mm F4のレンズ単体より軽い。
K-1Ⅱ+DFA★70-200mm F2.8が約3000gなのだから、異次元の軽量化。同じカメラというデバイスとは思えない。
絞り値はフルサイズのF5.6相当でちょっと被写界深度が深い気もするが、ボカす目的じゃないから別にいい。
ただ、薄っぺらいPEN-Fに似合うはずがないんだよな。こういうのってG9PROとかOM-1で使う方が様になるだろう。
価格も中古で8万円程度とDFA70-210mm F4と同じくらい。結構高価だ。
まとめ
書きながら頭が整理できるかと思ったが無理だった。
諸々バランスの良い選択はsmc DA★50-135mm F2.8なんだろうが、購入した翌年にHD DA★50-135mm F2.8が登場なんてしたら、唇噛み締めて血が出るほど悔しいに違いない。
HD DFA70-210mm F4もVARIO 35-100mm F2.8も軽さや描写力は魅力的だけど、そもそもうちのシステム的にはK-3Ⅲと組み合わせて使えるレンズの方が良いだろうし。
そうか、これがα使いの人なら、タムロンにしよ〜とかシグマにしよ〜とか思えるのか。
う、羨ましくなんかないやい。
そういえば猫島こと田代島に船で渡って一日中歩き回った時もDFA★70-200mm F2.8を振り回すのが結構キツかった。
「車なしで長時間撮影するから、軽いシステムがいいけど明るさも欲しい」
というシチュエーションってたまにあるもんなんだな。
きっとこの穴を埋められれば、もうレンズが欲しくなることもない。
...
なんてことはないだろうけど。