最近、円安による物価高がわたしの物欲の背中を蹴りまくっている。
頭の中で「レンズをまともな値段のうちに買え」と神の声が響くのだ。
しかし、一旦冷静になる必要がある。物価高の荒海の中、本当に買うべきはレンズなのか。
今一度、保有しているレンズを元に考えてみる。
まずはフルサイズ用レンズ、D FAとFAシリーズだ。
各焦点域でズームレンズと個性豊かな単焦点が十分揃っている。
そのため、のどから手が出るほど欲しいレンズ、というのは今のところはない。
ただ、★85mmは興味がある。
★70-200mmや 21mm F2.4Limitedなど現世代の高級レンズはやはり一線を画す描写力があった。
ともなれば現在、PENTAX最強の描写力を誇るであろう★85mmは中望遠好きとして見逃せない。
続いてはAPS-C用のDAシリーズ。
もちろん、D FA、FAレンズも使用できる。
ともなれば、フルサイズ以上に隙がない。換算17mm〜690mmをカバーしており、単焦点もバランスよく揃っている。もうお分かりだろうが、「揃っている」とさっきから自分に言い聞かせている。
しかし春夏秋冬のカスタムイメージに対応しているレンズは必須だ。
どうせ試したいのを我慢できないと分かっている。
上2本の購入は既定路線。同じような焦点距離の単焦点がすでにあるのだが、そんなことは関係ない。
★50-135mmも最近、煌めいて見えるようになってきた。
55-300mm PLMを常用の望遠とし、明るいレンズを使いたい時はD FA★70-200mmを出せばいい、と思っていたが甘かった。
うちのAPSシステムはそのコンパクトさゆえに交通機関を使用しての旅行などに持っていくことも多いのだが、そうなると★70-200mmはデカすぎる。
しかし、明るい望遠ズームはそういう旅行時こそ使いたい。換算ナナニッパの使いやすさも大きい。
ということで★50-135mm。これはもはや真理。
このレンズはすでにリニューアルの噂がある。それが噂ではなくなった時は迷わずに飛び込むつもりだ。男の子だもの。
あとはフィッシュアイズーム。
これは単純にフィッシュアイというレンズを使ったことがないから、という理由。
でもなぜか「自分は使いこなせる」という謎の自信がある。超広角すら苦手なのに。
一時期はフジフイルムへのゆるやかな移行も考えていたのたが、結局はPENTAXマウントと心中する方針に回帰してしまった。
へそ曲がり日本代表の自分にはロートルギアになりつつある一眼レフに心臓を捧げているPENTAXが合っているんだろう。
どうか偏屈で社会不適合な我らの道先に光のあらんことを。