PENTAXのカスタムイメージ「里び」
昨年末にベータ版で提供が始まって以来、約半年ほど使用した。
その感想だが、このカスタムイメージだけでもPENTAXを使う理由となるのではないか、そう思うほど心酔している。
里び、とは雅びの反対語で「田舎じみている」という意味らしい。
たしかにどこか懐かしい、ノスタルジックな写真が出てくる。
そういう使い方は想定されていない気もするがネコちゃんなんかを撮っても素敵だ。
質感の出方も際立っている。
下町の飲み屋街なんかは絶好のポイントじゃないかと思う。
まるで深夜食堂のセットのようだ。
いや、大分むぎ焼酎二階堂のCMかもしれない。
スナップ撮影とのマッチングが非常にいいのもポイント。
個人的には色もコントラストも明度も全て好み。付き合って2ヶ月のカップルが相手の好きなところは何かという質問に「全部好き」と答えるのと一緒。
里びで撮った写真を見ていると、なんとなく高校の帰り道を思い出す。
夏の夕暮れ、部活終わり。友達と歩いた街並みはこんな色だった気がする。
PENTAXはこれでいい。これがいい。