日曜日の夜中3時。
しょぼしょぼした目をこすって、山田町の漉磯海岸へ天の川撮影に行ってきた。
漉磯では昨年の2月末にも撮影している。
地上景も何も考えずにバーンと天の川を撮る。馬鹿の一つ覚えみたいにコレばっかりしているわけだが、楽しいからまぁいいじゃん。
同じ設定、同じアストロトレーサー使用なのだが、K-3Ⅲ+DA★11-18mm F2.8とはだいぶ違う。
K-1Ⅱ+DFA15-30mm F2.8の方が色乗りがよく、個人的にはより好み。
なお、今回1番の目的はDFA★85mm F1.4で星撮りすること。
各種収差を極限まで抑えたことで、星撮りに最適なレンズとなったDFA★85mm F1.4。
たしかに隅々まで素晴らしい描写。
そしてこれを可能にしたのが、先日配信された、K-1ⅡのアストロトレーサーType2、3対応化のファームウェア。
6年前に発売したK-1Ⅱは各種アップデートを経て、いまや別物というほどにパワーアップした。
新しいカメラを出せない罪滅ぼしだとしてもリコーイメージングはよくやってくれている。
おかげでK-1Ⅱでこんなこともできる。
肉眼ではまだまだ暗い、蒼穹の空に浮かぶ明けの明星。たぶん。
せっかくここまで頑張ったのだから、サンライズまで撮ることに。
長靴履いてきて正解だった。久しぶりの作品撮り。
しかし、岩の先っちょに立って撮影していたら、波をもろかぶり。
カメラもバッグも自分もびしょびしょ。気温1度の海でびしょびしょ。鼻水無限地獄。
思い出す、室蘭イタンキ浜の悲劇。
※K-1Ⅱ購入直後の事件。カメラバッグが波にながされかけ、回収に成功はするもカメラとレンズが砂まみれになり、修理に7万円かかった。
鼻水を横風になびかせながら、最後になんとかいいのも撮れた。
かに思えたが、ハーフNDの暗部が横に来ているではないか。むりくり補正してなんとかそれっぽく。
超広角の迫力を久しぶりに出せたんじゃなかろうか。
「写真を撮ることを頑張らない」として最近は緩めのスナップに注力していたが、やはり本腰入れて撮る風景写真って楽しい。
DA★11-18mmのフードはどっかにすっとんでったし、ずぶ濡れで風邪引きそうになるし、レンズとカメラの手入れに半日かかるし、大変は大変だが、沸き立つ熱情のようなものをたしかに感じた。
朝夕はおうちでゆっくりしたい~なんて言ってたが、無理ない範囲で今年は頑張ろうかな。