三連休初日。友達に誘われて平泉・一関方面へ紅葉を撮影しに行ってきた。
最初に訪れたのは毛越寺。
友達が早起きへっちゃら系なため、遠野6時発というスパルタンなスタートだったが、おかげで境内はわりと空いていた。
紅葉は見頃のちょびっと手前というところか。
前のエントリーでも書いたが、個人的にはこれくらいが好み。
風もほとんどなかったので、池のリフレクションもいい感じ。
噂に聞いていた毛越寺の日本庭園はたしかに見事の一言だった。
奥州藤原氏が栄えていた頃はもっと凄まじかったんだろう。
タイムスリップして写真を撮って、プリントしたやつと大量の金を交換して現代に戻ってきたい。
とても日本的な景色。
ま、眩しい、と聞こえてきそうなお地蔵様の得も言われぬ表情。
紅葉とFA Limitedの相性やチョコレートとコーヒーの如し。
色づいた葉の艶が一層引き立つ。
私がInstagramに載せた一部の写真について友達が目を引かれると褒めてくれたが、それはいずれもFA Limitedで撮影したものだった。
こちらは場所によって散ったりピークだったり。
順光の時間に初めて来たが、エメラルドグリーンの磐井川がとてもきれい。
紅葉彩度警察に逮捕されそう。
思い出はいつも色鮮やかさ。
友達は度々話に出てくる例のOM-1ユーザー。つい先日、望遠の大三元に手を出したようで試しに借りてみた。
中央部はへ〜という感じだが、周辺部は安いズームレンズに比べると確かに違いを感じられる。当たり前か笑
木漏れ日がちょうど紅葉しているとこにあたってスポットライトのよう。
友達の発想をパクったリフレクション。(許可済み)
こちらは今がまさにピーク。
もみじと銀杏、杉の緑と実に見事な日本の秋景色。
これも友達に「ここいいよ」と教わったとこ。
恥や外聞は20代に忘れてきました。
これは結構お気に入り。
銀杏の前ボケとお堂の赤い柱のコントラストがいい感じ。
PEN-Fと交互に使っているとフルサイズの重さを余計に感じるけど、多様な表現力という点ではやっぱり強い。
最後に矢櫃ダムに立ち寄った。
磐井川に出たモヤに西日があたって、とても幻想的だ。
上下に邪魔なものが写っていたので16:9にリサイズして解像度をLightroomのスーパー解像度で補っている。元データほどとはいかないが、かなり良くなっていると思う。
ここらのソフトウェア技術、この4〜5年で進化しすぎでは。来年の今頃には「Hey、ライト!今日の写真を取り込んでいい感じにレタッチしといて!」とか言ってんじゃないだろうか。
「光芒出したり、星景撮ったり、写真で色んな表現できるようになっていくのがめっちゃ楽しい!!」
同行した友達は帰りの車内でそう言っていた。
最近SNSで「写真をするなら上達を目指すべき!」という意見が論議の的になっていた。
色んな考え方があることは普通のことで、正解はない。
ただ、いい写真が撮れたとニッコニコしながらわたしに見せに来る友達の姿がわたしはベストアンサーだと思う。