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早池峰山→鶏頭山の縦走に挑む

前回の予告通り、今回は7/23(日)にトライした、早池峰鶏頭山縦走のお話。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR 27mm f/8 SS1/60 ISO100

岳地区から出ているシャトルバスは相変わらずの大盛況。

今回は山ガールもたくさん。山男としていいとこ見せるぜ。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR 35mm f/8 SS1/50 ISO400

と思ったが、登り始めて20分。同じバスに乗車していた山ガール全員に颯爽と抜かれてしまった。

自分は長丁場だから、登山は競争じゃないから、と誰も聞いていない言い訳を心で念じ続ける。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/40 ISO100

早池峰山の小田越コースはすぐ森林限界を抜けられるから好きだ。

緑と岩のコントラストも美しい。

 

PENTAX K-3 Mark Ⅲ HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE 85mm f/8 SS1/1000 ISO100

薬師岳の横っちょには雲海が発生していた。道中、曇だったのはこのためか。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/160 ISO100

その薬師岳のおかげで早池峰上部は快晴。

雲が眼下に見える、最高の日和だ。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/125 ISO100

朝一のバスで来たのであろう方々はもう下山し始めていた。

早朝からサッと登って、パッと下山し、風呂に入ってビール飲みながら午後の一時を過ごす。これが登山の勝ち組よね。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/125 ISO100

さぁこいつを超えれば、もうすぐ山頂。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 12mm f/8 SS1/60 ISO100

無事、早池峰の山頂に到着。ここまでは順調そのもの。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/250 ISO100

昨年登った時はピーカンだったが、今回は程よく雲が出ていてダイナミックな景色が楽しめた。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/200 ISO100

鶏頭山への縦走方向。雲に隠れている奥の山がたぶん鶏頭山。手前が中岳かな。

なんか...遠いな...。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/100 ISO100

そしたら、なんと5キロもあるジャマイカ

ヤマップでは標準コースタイムが3時間ちょっとだと思ったが、大丈夫だろうか。

※だいじょうばなかった

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/60 ISO100

でも見て、この天空の縦走路を。まるでゲームの世界のよう。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 13mm f/8 SS1/100 ISO100

この高度感、たまらんですね。

小田越コースピストンの場合でも縦走路にちょっと踏み入るの全然アリかも。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 18mm f/8 SS1/125 ISO100

山間を抜ける涼しい風。キャショッと静かに響くK-3Ⅲのシャッター音。

PENTAXしてるなぁ。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/125 ISO100

好きな色しかない世界。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/125 ISO100

振り返ると11-18mmのワイド端ばかり使っている。

それでも足りないくらいのスケールだったんだ。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/100 ISO100

縦走開始から1時間半ほどが経過した頃、ふと思った。

中岳山頂あったかな?と。コースタイムを考えるに通り過ぎた頃合いだ。見落としたのか?

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/50 ISO100

そこからさらに1時間。開けたところが見えてきたので、あ~鶏頭山かな~なんて思ったら、中岳山頂だった。

 

コースタイムは3時間ちょっとだったはず。2時間半で縦走半分くらいの地点である中岳に着いたって、え?どういうこと?

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/20 ISO100

この大幅な遅れの原因はよく分かっていないが、たぶん、このアスレチックが過ぎる登山道にビビりすぎたせい。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 18mm f/8 SS1/13 ISO100

上り下りに使うロープが落っこちてるんだよ。そりゃビビリもするでしょ。

どうやって降りたか、今となってはよくわからない。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/50 ISO100

自分生きてる!って感じがする。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/30 ISO100

でもこんなハートがあったりして癒やされもした。

ご利益早めにお願いします。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/40 ISO100

縦走路は所々、森の中も歩くのだが、低い木の枝が登山道に伸びており、わたしは30回くらい頭をぶつけた。誇張じゃないぞ。

 

また、先日の大雨の影響で至る所に泥濘が出来ており、靴はどろんこまみれ。

 

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 14mm f/8 SS1/80 ISO100

弁当も行動食もお菓子も食べきり、水も残りわずかというところでようやっと鶏頭山に到着。

結局、縦走に5時間近くかかってしまった。

PENTAX K-3 MarkⅢ HD PENTAX-DA★11-18mm F2.8ED DC AW 11mm f/8 SS1/80 ISO100

しかし、その眺めやまさに疲れも吹っ飛ぶ大絶景。

登山でしか得られない精神的養分が身体に溜まっていくのを感じた。気がする。

 

 

結局、鶏頭山を下山したのは予定より3時間も遅れてのこと。

出発前に下山予定時刻を知らせていた母は登山仲間に連絡して、捜索の相談をしていた。いや本当に申し訳ない...。

 

コースタイムはいくつかの媒体で調べること、食料と水はややオーバーなくらいに持っていくこと。

いつもはちゃんとしていたことを「知らない山じゃないから」と手を抜いた途端にこれだ。

山がトラブルを起こすわけじゃない。自分の準備と心構えが反映されるだけ。今一度、これを肝に銘じよう。