先日、記事にも取り上げたPENTAX K-3 MarkⅢ Monochromeに続き、ライカのM11 Monochromeも発表され、モノクロ界隈はTwitterのトレンドに上がるほど盛り上がっている。
その話を友人に話していたら、「モノクロ写真って何がいいの?」と聞かれた。
正直、モノクロ歴1年ちょっとの自分には分からんかったので「お手軽アイデンティティ製造法」とかテキトーぬかしてしまった。
いや、テキトーじゃない。ちゃんとワケがあるんす。
それまで風景写真がメインだった自分は「どこかで見たような写真しか撮れない」という、あるあるな悩みを抱えていた。
カラー写真だと、どうしても「色鮮やか」や「雄大な景色」に気が行ってしまう。
それが頭にあってネットで「景色 キレイ」なんて検索してるのだから、当たり前のことだった。
しかし、モノクロ写真を撮るようになって随分、気が楽になったと思う。
単純に光と影だけを探して撮るモノクロ写真は人の目を惹くようなものではないが、自分だけの写真、という感覚は強い。
別に上手ではなく、賞も取れないし、SNSでイイねがもらえるわけでもない。
そんな自分だけの大切なモノクローム。いいと思います。