PEN-Fを購入から、もうすぐ2年。
なんとこの間、マイクロフォーサーズマウントのレンズは1本も増強していなかった。
このため、最長の焦点距離が換算90mmという、そこそこ不便な状況だったのだが、ついにこれが改善する時が来た。
OLYMPUS(OM SYSTEM)のM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rを購入したのだ。
このレンズ自体は中古で1万円もしない激安望遠キットズームなのだが、驚くべきはそのサイズ。
APS-C用の望遠ズームであるDA55-300mm PLMと比較するとこのとお...
あんま差ないな...。
ただし、重量は明らかに軽く、DA55-300mm PLMが442gであるのに対し、M.ZUIKO 40-150mm F4-5.6は190gと半分以下だ。
筐体もマウントもプラスチックで手触りも安っぽいから当然と言えば、当然かもしれない。
筐体の一部につなぎ目っぽいのも見えて、「保有する喜び」的なところからはだいぶ遠い。
しかし、PEN-Fと組み合わせるとあら、どうでしょう。高見えじゃないですか。
シルバーのレンズとは初の組み合わせだが一体感があって良い。
そうそう大事なのは高級なことや金属筐体かどうかではなく、着こなしよね。
ちなみにカメラと組み合わせた状態で先のDA55-300mm PLMと大きさを比べるとこんな具合。
こう見るとしっかりコンパクトだ。
早速、仕事の合間に咲き始めたばかりの睡蓮を撮りに行ってきた。
開放は緩さを感じるが、被写体が被写体だけになんかいい感じ。
そしてマイクロフォーサーズレンズのご多分に漏れず、よれる。
ボケるレンズでは全くないが換算300mmともなるとさすがに少しボケる。
光学らしい自然なボケで印象は悪くない。
まだ少ししか使っていないが、第一印象はとてもいい。
パキパキに解像するとは当然いかないが、この価格でテレ端300mmという必要十分な焦点距離を得られるのであれば願い通りだ。
絵力も凄いとは言わずとも、ちゃんと一眼カメラの基準にはあるしね。
これでマイクロフォーサーズマウントも24mm-300mmをカバーし、だいたいのことはこれ一式で完結できるようになった。
あとは必殺のレンズが欲しいところ...