最近、当ブログのメニューバーに謎の文字列が登場したのにお気づきだったろうか。
PEN-FやPowerShot G9XⅡをOtherに一括りするほどの存在。それは当ブログ始まって以来の大事件かもしれない、マイニューギア。
そう、初めてのフルサイズミラーレス、LUMIX S5llXだ。
詳細は例によっていつかのレビューでやるとして、今回は合わせて購入したものやちょっと触ってみての感想など簡単なファーストインプレッションを書いていこう。
購入したもの:カメラ、レンズ
まずは今回、購入したシステムがこちら。
カメラが先述したようにLUMIX S5llX、標準ズームに S20-60mm F3.5-5.6、標準単焦点S50mm F1.8、そして望遠ズームのS PRO70-200mm F4 OISだ。
数あるフルサイズミラーレスの中でLマウント、S5llXを選んだ理由をざっくり上げると次の通り。
①動画機能が充実している。
②像面位相差AF搭載。
③リアルタイムLUT
④見た目がめちゃ好き
⑤なのにコスパがいい。
公私共々、理由は色々あるのだが、2025年はいい感じの動画を作れるようになりたいと思っている。それを考えた時に価格や機能のバランスが良く、見た目が好きなの、ということで最初から機種は決まっていた。
次にレンズだが、20-60mmと50mm F1.8はご察知の通り、ダブルレンズキット。
超広角に足を突っ込んでいて汎用性が高い20-60mmとその明るさを補填する50mm F1.8の組み合わせの相性は非常に良く、かつお得。
そして目玉はS PRO70-200mm F4 OIS。
このエントリーを見てもらうとなぜ、このレンズが私的に重要なのかをご理解いただけるかと。
(いや、理解出来てはいけないのかもしれない)
要は長時間行動ではDFA★70-200mm F2.8では重すぎる、でも明るさは欲しいのシチェーション用に軽い70-200mmが欲しいという話だ。
本命はHD PENTAX-DA★50-135mm F2.8なのだが、このレンズの弱点はこの世にまだ誕生していないことだ。そして誕生するかも分からない。
かくしてLマウント参入を機に小三元の70-200mm導入しようと思ったってわけ。
このようにサイズと径も結構違って、重量に至っては約半分だ。
S5llXに付けて軽く運用してみたが、明らかに負担が軽減されるのを実感できた。
購入したもの:アクセサリー
次に同時購入した周辺機材やアクセサリーの話をしよう。
肝心のSDカードはNextorageのUHS-Ⅱ V90 128GBをチョイス。つまりいっちゃんいいクラスのいっちゃん安いメーカーのを買ったってこと。
ちょうどAmazonのブラックフライデーで安くなっていたので助かった。
それでも高かったが、一旦我慢したとて、V90が欲しくなる日が絶対来る自信があったため、妥協しなかったのは正解だと思っている。頼むぞ、未来の自分。
リグはFALCAMを選択。使うかは分からないけどカッコイイから良し。
使うかは分からないけど、トップとボトム兼用のハンドルも買った。カッコイイから良し。
動画制作には絶対要るだろう、マイクはRODE Video Mic Goll HELIXにした。
マイクは使ってみないと何とも言えないところが多い製品だけに相当悩んだが、評判が良さそうだったし、見た目が好きだったので、まぁいいかと。
ちょうどショックマウントが改良されたモデルが発売されてラッキー。
フルアーマー換装してみた。
ロボット好きだった少年時代を想起して、ゾクゾクするぜ。
ちなみにリグもマイクもまだ使ったことはない。すぐ形から入る。
ストラップは動画撮影時の取り回しも考えてクイックリリース機構にすることに。
それで選んだのがPGYTECHのエア。
ストラップ部分はめーーーちゃめちゃ好みなのだが、クイックリリースが思ってたよりデケェし、色も安っぽくてダセェ...。
ちょっと使ってみる
S5ⅡXが使える状態になったのは2週間ほど前なのだが、最近ちょっとだけ忙しくて、なかなか使えていない。なので、作例はちょっとだけ。
色遊びが好きなわたしにとって、リアルタイムLUTを写真にも反映できるのは大変好ましい要素。評判の良い手ブレ補正もさすが。
先月のファームウェアアップデートでS5ⅡでもLeicaモノクロームが使えるようになったのも購入の後押し要素。
度々自慢しているが、わたしはミーハーが服着て歩いている男なので"Leica"という響きに弱い。
AF性能もPENTAX機とは雲泥の差だ。
電車の被写体認識はないが、特に問題なく追いかけてくれる。
これでもαの2世代くらい前の性能らしいじゃないか。最新のαはどうなってんだ。
憧れの瞳AFも、もちろん搭載。黒目に写る部屋まで確認できちゃう。
Kマウントとはお別れなのか?
ここまでの話を聞いて、中には「PENTAX辞めるのかな?」と思った方もいるのではないだろうか。
答えはNO。
システムの利便性を考えれば、2マウント運用よりもPENTAXを売っ払って、それを元手に写真も動画も強いカメラ1本にまとめた方が正しい。
しかし、現状、PENTAX機の撮影体験を捨てることはできそうにない。
ミラーレス機の高度なAF性能のように、PENTAXのその場の空気と溶け合うような撮影感もまた特別なのだ。