我が家で唯一のマイクロフォーサーズ機、E-M5Ⅱ。
これを実際に使い始めたタイミングで購入したレンズがある。
それが七工匠 7artisans 25mm F1.8だ。
購入経緯
E-M5Ⅱはおもに物撮り用として使う気だったが、とは言え、時々はそのコンパクトボディを活かしてスナップに使いたい。
しかし、手元にあるのはキットズームだけ。単焦点が欲しいけど、あまりお金もかけられないと少々悩んでいた。
そんなこんなでネットでレンズを調べていた時に見つけたのが七工匠。
そうか!PENTAXじゃないから、いろーーーんなサードパーティ製レンズがあるのか!
Very Good
優れた描写性能
七工匠と言えば、最近よく聞く、中華レンズのメーカー。
後述するお値段のこともあって、そこそこ写ってくれたらいいな、くらいに思っていたが、とんでもない。
しっかりと解像した単焦点らしい写り。中央はもちろん周辺部もシャキッとしているじゃないか。
シャープな描写でストリートスナップとの親和性も高い気がする。
結構寄れる
最短撮影距離0.18mということで結構寄れる。
寄れる寄れないで単焦点レンズの使い勝手は大きく変わるので、この最短撮影距離はとても魅力的。
これくらい寄れるとm4/3でもボケを使った描写も可能。
ボケの質はなるほど...という感じだが、表現として利用できるだけでも相当大きい。
小さくて軽い
なんと重量150g。150gって言ったらしめじ1パックと同じくらい。
これに勝る軽さのレンズと言ったら、あとはプラマウントの撒き餌レンズくらいになる。
KP+HD 35mm F2.8 Macro Limitedと比較するとこんな感じ。
E-M5Ⅱのコンパクトさと相まって携帯性は抜群。
E-M5Ⅱとのマッチング
このレンズを装着したE-M5Ⅱはハチャメチャにかっこいい。
カメラとレンズのサイズ感、デザイン、古き良きフィルムカメラを彷彿とさせる。
あまりにかっこいいので、防湿庫にはしまわず、写真編集用PCの傍らにいつも置いている。
自分が何者であるかをいつも意識するために...(ドヤァ)
衝撃のプライス
描写良し、かっこ良し、携帯性良し、三良しのこのレンズが何と1万円以下。
中古じゃないぞ、新品で1万円以下。どういうことだってばよ。
Good
アルミボディの高級感
先の価格設定がおかしい要因の1つ、カッコ良さの源が高級感だ。
なんとまさかのアルミボディ。1万円以下のレンズがプラマウントじゃない。
だからこそのE-M5Ⅱとのマッチングというわけだ。
絞りリングや距離計の表記は若干、味気ないようにも思えるが、金属筐体の魅力の前では塵に同じ。
Not Good
リアキャップがただのフタ
地味に困るのが付属してくるリアキャップ。ただの被せフタで持ち上げるとスポッと抜ける。
となると持ち運びに不便。しかもオリンパスのリアキャップはなぜか上手くハマらない。
もう500円高くていいから、固定されるリアキャップを...
まとめ
m4/3で初めて買ったレンズがこれで本当に良かった。
ズームレンズとは明らかに一線を画す描写力は紛れもなく単焦点そのもの。
ピント・絞りリングもヌルっとなめらかで使用感もいい。
初手のレンズの満足度が低かったら、E-M5Ⅱは物撮りオンリーになっていたろう。
7artisans 25mm F1.8。このレンズはm4/3沼の切符になるかもしれない。