大自然とくくれるもののほとんどが北海道にはある。
もちろん、海も例外ではない。
さぁさぁようやく積丹の話だ。旭岳登山の余韻も冷めぬ翌日に積丹半島をぐるっと周ってきた。
見て見て、この鮮やかなエメラルドグリーン。守ろう、美しい地球。
先に言っておくがウニ丼なんてものは出てこない。あれは美しい恋人と食べるもので助手席に一眼レフ2台置いてるような人間が食べていいものではない。
本題に戻ろう。
積丹と言うと、札幌方面からは小樽-余市を通って行くのが普通だが、オススメは南側から積丹半島を1周する岩内、神恵内を通るルート。もちろん時間はかかるが道は空いているし、この景色をゆっくり楽しめる。
続いては定番の神威岬。さすがの人混み。
岬の先端へ通じる道は強風の場合、閉鎖されている。積丹には毎年のように来ているが、晴天の下、先端まで行けるのは5年ぶり。
ベタな観光地だがここから見える積丹ブルーの美しさは格別。
海の民はなんて楽しそうなことをしているんだ!
この景色を見ていると夏のアドリア海を思い出す。
17歳とは思えないほど肝の座ったレディをかけて大馬鹿野郎と青い空を飛び回ったあの夏を...。
岬の先端にはわたしと同じくウニ丼を食ってはいけない、おじさんがいた。
輝いているぜ、おじさん。
復路を歩いていたら、雲が面白いことになっていた。
雲のおかげで奥行きを感じる。
上の写真を望遠で。海の綺麗さばかりに目が行くが崖や山が海のすぐそばまで迫り出しているこのダイナミックな光景も積丹半島の見どころ。
続いては積丹岬。
この真っ暗なトンネルを抜けると
日本の渚100選にも選ばれた島武意海岸だ。
色んな青が折り混ざったこの絶景。さしものうみんちゅも驚きだろうよ。
まるで朝ドラのワンシーンのよう。
結局、今年もベタなスポットしか周っていないのだが、積丹についてはそれが1番な気がする。
理由はもちろんコイツ。エメラルドグリーンの海を眺めながらドライブするのだから、なるべく止まりたくない。
窓から手を出すとTシャツの裾から涼しい潮風が入ってくる。降り注ぐ陽の光は眩しいだけで突き刺すようなものではない。
北海道にはみんなが大好きだった、日本の夏がまだ残っている。