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GRⅢは人生をちょっと変えるカメラかもしれない。

みなさん、こんばんは。

 

先日、実家に帰省した際、父の老いっぷりに「そろそろ、フラフラするのも潮時か...」と思いました。

 

ということで、カメラを買いました。

たぶん、来世は枯れ草ですね。

 

購入したのは高級コンデジの代名詞、リコー GRⅢです。

購入した、と言っても今回は訳合って、格安で譲ってもらったようなもんです。普通に買うと10万くらいします。

「いつでもどこにでも持っていける信頼できるカメラ」はずっと欲しいと思っていたので、めっちゃ嬉しい。

 

レンズのふちのリングキャップとホットシューだけオシャレのためにグレーのやつをお店で買いました。

通常だと真っ黒↓

これも好きだけど。

 

 

 

GRⅢをお迎えしてまだ日も浅いので、レビューはもう少し使ってからにします。

今日は初持ち出しで札幌駅らへんをお散歩してきたので、その感想です。

 

 

感想の前にGRⅢの基本性能ですが、センサーはAPS-C、レンズはフルサイズ換算28mm F2.8の明るい広角単焦点

このスマホなみの大きさと軽さにも関わらず、この性能。それゆえにGRⅢは「最強のスナップシューター」と言われています。

 

しかし、そもそも俺はこの28mmという画角が得意ではありません。何度も書いてきましたが、得意なのは80mm付近の中望遠。

広角の画角に撮りたいものを収める、というのが苦手なのです。

 

果たして気持ちよく使えるのだろうか...。そんな不安を感じながら家を出ました。

 

 

杞憂でした。

 

スナップ写真としてうまいかどうかは分かりませんが、このカメラ、めっっっっっちゃ楽しい。

 

これはたぶん「存在感」がポイントな気がします。

 

K-3ⅢやK-1Ⅱのような黒い塊は「あのひと、写真撮ってる!」感がすごいです。そうなると街中で使うには恥ずかしいんですよね。

実際はそんなに見られてない、気にされてないのでしょうが、気持ちの問題です。

 

 

それが、GRⅢだとスマホとほとんど同じようなものだから、かなり気が楽です。だから、深く考えずにサッといいなって思うものを撮れる。

 

これだけ気軽だと今までただ通り過ぎていた景色の中に撮りたいものがいっぱいあったことに気がつきます。

BISSEなんて年に数回通るけど、こんな素敵建造物だったなんて。

 

あと、GRⅢはカラーイメージもいい感じ。上のブリーチバイパスなんか同じリコーイメージングでもPENTAX機にはない。

 

ちなみにGRⅢはマクロ撮影も得意。めっちゃ寄れる。F2.8なので、背景もよく溶ける。

 

また、GRⅢの特徴にモノクロ撮影の魅力があります。

モノクロのカラーイメージはなんと4つもあり、モノクロを使えやハラスメントが凄い。

上のはただのモノクロ。なめらかでスッキリしている気がする。ごまプリンのようだ。

 

こっちはハードモノクロ。粒状感があって、少しレトロだったり、世紀末ぽかったりする。(どっちだよ)

 

その他にソフトモノクロとハイコントラストの白黒がある。

人気なのはハードモノクロのようでGRⅢ写真の代名詞のようですね。

札幌には古い神社とかないから、写真に撮るようなとこはない、と勝手に思っていたが、とんだ間違いだった。

よく見てないからそう思っていたのだなと痛感する。

 

題名にも書いたとおり、GRⅢは人生を変えるカメラになるかもしれない。

 

明るい単焦点なんてほとんど開放で背景ぼかしまくって使うんだろう、と思っていたら、ほとんどの写真がF5.6〜8でパンフォーカス気味に撮っている。今まで全く異なる写真の撮り方を急に自分がしたことに自分がびっくりしている。

 

もちろんK-1ⅡやK-3Ⅲといった最強クラスのフィールドカメラの魅力が尽きることはない。ただ、写真を一生の趣味として考えた時、そのクラスのカメラシステムを扱い続けるのは限界が来ると思う。GRⅢのようなカメラなら120歳でも使える。

 

こいつは生涯の友かもしれない。まぁこの先もカメラ業界(というかリコーイメージング)が生きながらえてくれればだけど...

 

ところで、上記の写真に銀色の見慣れない一眼がありますね。次回、乞うご期待。