支笏湖→洞爺湖→小樽へのドライブは洞爺湖一周ラインや倶知安〜小樽へのメープルラインなど走っていて楽しい道がたくさんありました。
思えば、ロングドライブは昨年9月末に富良野岳に行った時依頼、実に半年以上ぶりでした。
そら楽しい楽しいドライブだったので、勢いそのままにシロッコさんがいかなる車を書き連ねたいと思います。
超不人気車種で現行車でもない、シロッコさんのレビューが誰かの役に立つとは思えませんが。
1.エクステリア
もはや、ここが全てではないか、というくらい、シロッコさんの外見は超かっちょいいです。
私のは2009年車ですが、全く古さを感じないどころか、来年のモーターショーでVWがコンセプトカーとして出してきても不思議じゃないくらいの先進感があると思います。
フロントデザインはまさにゴルフをペタンコにしてキリッとしたような感じです。
シロッコさんのライバル車にはボルボのC30(もうないけど)やルノーのメガーヌがありますよね。
同世代のメガーヌ
現行のメガーヌ
ボルボ C30
ルノーは新旧どちらもアイデンティティを出そうとして、ちょっとやり過ぎてる感が個人的にはあります。
逆にボルボは普通の車じゃん、という感じ。
私はゴルフ自体は好きじゃありませんが、クセがないデザインなのは確かで、それをベースに一捻りしているシロッコさんはとてもいい線いっていると思います。
また、エンブレムをボンネットにつけているのがシロッコさんの特徴なのですが、これのおかげでグリル部分は細く直線的になり、シロッコさん特有のロー&ワイドボディを引き立てていると感じます。
Very cooool\(^o^)/
しかし、シロッコさんのデザインの中で最も素晴らしいのは後ろから見たSexyなおしりちゃんでしょう!!
写真より実物はもっとジューシー?肉厚な感じです。
フロントがビシっ!としているのにおしりはポテッとしていて、ブラッドリー・クーパーみたいです。(知らないけど)
ポルシェっぽいデザインな気がしますが、正直ポルシェより独特でセクシーだと思う。
強いて言えば真横から見るとちょっとアレですね。
もうちょっとロングノーズで伸びやかだったら、と思うけど、そうするとアクセラみたいになっちゃう気もする・・・。
ちなみにホイールは社外の19インチ。最初から着いていた&詳しくないのでどこのかは知らない。カッコイイけど乗り心地が笑えるくらい悪い。
あと、サイドモールはRとR LINEというグレード以外は黒いのですが、私はボディ同色にペイントしてもらいました。
絶対、そっちのほうがカッコイイ。
真横はあれだけど、リアへの絞り込みというか抑揚は素晴らしいですよ\(^o^)/
余計な線や抑揚はなく、シンプルでスポーティーでセクシーというのはいい意味でVWぽくなくて、どちらかというとイタリア車っぽいんですよね。アルファ147の後継車種と言われてもフォルム的には違和感ないかも。
ひいき目抜きで、ニューヨーク近代美術館に展示されるべき、素晴らしいデザインだと思う。
(究極のひいき目)
2.インテリア
シロッコさんの内装は当時VWで販売していたイオスというオープンカーとインパネとかを共有しています。
それがもう
無骨。
無骨そのものですよ。立て付けは悪くないのですが、なにこれ便利!とかオシャレ!とかを一切感じさせない、「車で大事なのは走る・止まる・曲がるだ!!!」というゲルマン魂を感じます。褒めてません。
一度、車検の時に代車で借りたパサートは中国市場を意識してか、もう少しだけきらびやかでしたが、それも何か「しょうがねーな」感というか、頑張ったけど無骨がベースなのは変わらず、みたいなところがありました。
でも正直、インパネとかは別にオシャレを求めていないので構いません。カップホルダーがセンタートンネルの超絶邪魔なところにありますが我慢できます。それに男性としてはこれくらい渋い方が飽きなくて良い。
シートはアルカンターラと布のちょっぴりバケットっぽい感じです。
このシートはかなり良いです。シロッコのシートは他にフルバケとオールレザーの展開がありますがオールレザーより布の方が通気性が良く、アルカンターラのさわり心地もとてもいいです。
外車は日本メーカーのようにグレードが落ちる=外見や内装の質感が落ちる、ではなく、「価格ごとにこういう選択肢がありますよ?」という提示になるのは非常に美徳だと思います。最近は必ずしもそうではないようだけど・・・。
ただ、内装のパッケージング?といいますか、ドイツ車と同じようにチープな素材を使っても、オシャレに見せるのは日本車の方が優れているな、と感じます。
以前、マツダのイベントでデミオに乗った時も素材はシロッコと大差なくてもデザイン的にまとまっているように感じました。
ユニクロで黒ばっかりの服を買うか、うまく着合わせるかの違いみたいな感じですかね?(たぶん違う)
でも、シロッコさんの純正ハンドルは小径で太く、スポーティーです\(^o^)/
あと、ナビ?オーディオコンソール?とにかくタッチパネルのやーつはクソです\(^o^)/
iPodをアームレストの所に収納して、有線接続(古いから30pin笑)し、画面側で操作出来るのですが反応がクソ。
クソの中のクソ。
イライラするので、あんまり使いません。
3.走り
私のシロッコさんのグレードはただのTSIです。1.4リッターのツインチャージャーで160馬力。ここらはゴルフ5だか6と一緒です。
他にゴルフGTIと同等の2リッター・ツインチャージャー200馬力と256馬力のRがありますが、サーキットに行くわけじゃない私にはオーバーだし、使い切れません。
逆に160馬力というのは公道を走るには安心して回せて楽しいです!一緒に楽しもうぜ!って感じです。
物凄い頑張れば、Rも買えましたが自分の欲しいグレードがちょうどよく安いというのはありがたい(笑)
走りはロー&ワイド、かつ65対35のフロントヘビー、極太タイヤ(しかも19インチ)らしく、高速では矢のよう、コーナーでもロールを抑えた安定した走りが楽しめます。
その走りは確かに86やBRZのようにクイックでリニアではないし、ロードスターのような舞うようなヒラヒラ感もありませんが、グリップ力を活かした「駆け抜ける走り」という感じはそれらピュアスポーツカーよりも優れていると思います。
たぶん。
※86やロードスターを試乗はしたけどワインディングを走ったことはない
また、DSGの爆速変速も駆け抜ける感に一躍か二躍か七躍くらいかっています。
1.4リッターのグレードは7速まであり、うーーーんキロでの巡航時でも2000回転を切ります。その時の走りはさすがアウトバーンの国の車です。ガタガタとした感じや無理している感じは一切なく、極上の乗り心地です。こうなると19インチタイヤも固いサスペンションも利点だけになります。
しかし、2速3速で峠を走っている時なんかは途端にスポーツカーになります。コーナー抜けた立ち上がりで踏み込めばブオォォォン!という勇ましいエンジン音と共に車体をグイグイ引っ張ってくれます\(^o^)/
クルージングカーとスポーツカーが6:4みたいな割合で混ざっているのがシロッコさんな気がしますね。
その実、広い北海道を楽しくドライブするにはピッタリだと思います。
4.維持費等
燃費は良い(14〜16km)、ディーラーの整備や車検の作業代は意外とスバルとかと同じくらい、しかし、パーツ交換発生=純正品は衝撃のプライス\(^o^)/なので、こだわりなければバッテリーとかはネットで取り寄せ、どっかの整備工場で組み込んでもらおう(それでも国産車よりはるかに高い)タイヤ、ワイパーは高い、覚悟しろ、冬になると色々変になる(窓開かない・閉まらない、ドア開かないエトセトラ)以上!!
さて、そんなシロッコさんとの旅路もあと1ヶ月ほどとなりました。
最後までこの最高の相棒と共に北海道を楽しみたいと思います\(^o^)/