てなわけで、バスとフェリーで実家に帰ってまいりました。
遠野物語やカッパ伝説で有名な街ですね。
岩手県は県内のほとんどが山です。その高い山々に囲まれた盆地の遠野市。ただの盆地ではなく、山がとても近くに感じるように思います。
例えば、こちら。農作業している父の写真。
少し奥にはすでに深い森がありますね。
山々が連なるその風景はどこか、おどろおどろしいというか神々しいというか・・・。
きっと大昔から山への畏怖の念があったのでしょう。それが遠野物語のような伝承を産んだのだと思います。
そんな、もののけ姫のような雰囲気と古い神社などをいっぱい撮るぞ!!と意気込んでいたのですが、
ものの見事に全日雨。
運が悪いと言うか、何者かの意図さえ感じます。
それでも変わりやすい天気の中、奇跡的に晴れ間が見えたチャンスを逃さず、少しですが写真を撮ってきました。
と言っても観光地というわけではなく、田んぼの真ん中に古い小屋みたいなのが建っているだけ^^;
でも、その力の抜き具合が非常に遠野っぽいと思います(笑)
こちらは六神石神社。かなり山の中にあります。
改修して少し立派になりましたが、遠野市内の多くの神社や寺は歴史を感じる古い物が多いです。
このちょっと不気味と言うか、これ以上奥に行ってはいけない感じが多くの物語を生みました。
そこら辺の小川も超きれい。
遠野というと、中心部の古い街並みや茅葺屋根の南部家敷が 注目されがちですが、ここらへんの町外れの方が雰囲気があるように感じます。
遠野の歴史や文化と切っても切れない山々。
この写真もそこら辺の道路に突っ立って35mm換算300mmの望遠で撮った写真です。これほど山が近い。というか「そこら辺の道路」がすでに山の中なのですが(笑)
いつか天気の良い日にもっと故郷を撮ってまわりたいものです。
遠野の持っている「おどろおどろしい感じ」が撮れるようになりたいですね(^^)